マーケットの魔術師 システムトレーダー編

目次

序論1 メカニカルシステムとは何か

序論2 「一日に1000ドル稼ぐ」―システムの挑戦

ロバート・パルド

チャーリー・ライト

ラリー・ウィリアムズ

ルイス・ルカッチ

キース・フィッチェン

ウェイン・グリフィス

トム・デマーク

マイク・ディーバー

ボー・サンマン

ビル・ダン

トム・ウィリス

ジョン・ヒル

マレー・ルジェーロ

ゲーリー・ハースト博士

要約1 計画段階

要約2 理論から実行へ





共通点

利益の最大化よりもドローダウンの最小化を

ドローダウンは20-30%ほどに

シミュレーションの2倍程度のドローダウンを予測

複数の市場に分散させる

複数の時間軸に分散させる

多数回のデータでバックテスト(期間は短め)

S&Pが高ボラティリティで扱いやすい

増し玉はしない



序論1 メカニカルシステムとは何か


どんなシステムもドローダウンの時期がある

最も恐怖の大きいトレードがたいていは最大の利益をもたらす


序論2 「一日に1000ドル稼ぐ」―システムの挑戦


(裁量トレード以上の)大量のトレード資金は不可欠



ロバート・パルド


ゴールドマン・サックス大和証券での仕事

リスクが嫌い、データを信頼

顧客の提案したシステムをコード化→上手くいきそうだったが失敗

いいとこ取り(チェリーピッキング

都合のいいデータだけ見て上手くいくと信じる

サンプリングバイアスの一種か


年率10〜20%が現実的なライン

一か月に20%損失を被る確率が1/100になるように設計

プログラムはまずS&Pで試す

ボラティリティが大きい


移動平均を使って(過去のデータで?)最適化」

未来には上手くいかない場合もある

オーバーフィッティングのような話か


どの市場でも同じシステムを使うが重みづけは異なる

ボラティリティに応じて変える

マチュアは大きく買いすぎる

2σ、3σの大損失で破綻する


実際には大きな異変が起きても手仕舞いはしていない

米国政府がイラク政府との外交を打ち切った時、

リスクオフ&原油買いのポジションにしたが大きな損失

現実は少なくとも想定の倍ほどひどいことになり得ると覚悟すべき

ドローダウンとボラティリティが同程度大きくなるのなら問題はない


個人的には同じシステムを異なる市場でも使うが、市場に特化するのもアリ

原油市場はファンダメンタルズが大きい


1990-92年は通貨トレードで楽に稼げたが、今は難しい

1980年頃のTビルは強気相場のはしり→その後停滞

様々な市場を見るべき


多少の有利不利でポジション数を大きく変えるべきではない

システムの正確さが低くても、損切りが早く利食いが遅ければ稼げる





チャーリー・ライト

『ビジネスとしてのトレーディング』

先物市場は相関性がないので分散に有利





ラリー・ウィリアムズ

1987年のトレーディング大会で1万ドルを100万ドルに

厳格なメカニカル派ではない



ルイス・ルカッチ

農業経済学出身

バックテストだけでなく、モンテカルロ法でデータ数を増やす




キース・フィッチェン

工学出身

アベレーションシステム

トレンドフォロー、株価指数は扱わない(日本株式は例外)





ウェイン・グリフィス

アンティシぺーションの開発者

コーヒーが最も適している

フューチャーズ・トゥルース誌 システムのパフォーマンスを追跡してランキングに

ブラックマンデーを予測

ファンダメンタルズ重視ではいつも他の連中に後れを取る





トム・デマーク

マイク・ディーバー

ボー・サンマン

ビル・ダン

トム・ウィリス

ジョン・ヒル

マレー・ルジェーロ

ゲーリー・ハースト博士

要約1 計画段階

要約2 理論から実行へ