世界の官僚制

官僚 - Wikipedia

管理人註:
メリット・システム(成績主義):試験がポイント。高級な区分の試験に受かると出世できる。
スポイルズ・システム猟官制度):政策がポイント。与党が変わると役人も変わる。


日本 [編集]

メリット・システムによるキャリア制度となっている。(詳しくはキャリアを参照。)


アメリカ合衆国 [編集]

高級官僚は、基本的に職業公務員以外から大統領が指名する猟官制度で、大統領の交代と共に入れ替わる。通常の職業公務員は課長クラスまでしか昇進しない。アメリカでは、官僚の社会的地位は日本などに比べると低い。


フランス [編集]

メリット・システムスポイルズ・システムの折衷型である。フランスは、日本以上にキャリア選抜が険しく、又日本以上に烈しい官僚政治国家としても知られる(近年では、政治家の地位の方が上になって来てはいる)。官僚の社会的地位は日本より高い。事務官キャリアはエナルクと呼ばれる国立行政学院 (ENA)出身者で占められ、技官キャリアは理工科学校卒業生で占められる。高級官僚は、政治家の意向によって、キャリアの中から選抜される。


ドイツ [編集]

元々日本のキャリア制度は、ドイツの公務員システムを参考にして作られた。しかしその後の歴史的経緯から、ドイツはフランスと同様にメリット・システムと、スポイルズ・システムの折衷型に落ち着いた。

公務員は「官吏」(いわゆる官僚)と「職員・労働者」で構成される。官吏の中で政治的官吏(高級官僚)は、キャリアの中から政治任用される。キャリアになるためには、大卒後2年の準備勤務を経て高級職ラウフバーン試験に合格する必要がある。高級職ラウフバーン試験は司法試験も兼ねており、合格すると弁護士になることもできる。


イギリス [編集]

日本と類似したメリット・システムによるキャリア制度となっている。試験名の日本語訳によっては、高等文官試験と表記されることがある。1855年に開始。インドの高等文官試験に影響を与えた。


インド [編集]

イギリスとほぼ同様のシステムとなっている。試験名の日本語訳によっては高等文官試験と表記される。東インド会社がインド省になった際に、現地のインド人にも高級官僚の登用のチャンスが与えられるようになった。インド独立後には名称が若干変更された (Indian Administrative Service) 。


韓国

高位職公務員団制度?


現代中国の政治と官僚制

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