大学院教育の国際比較
- 作者: バートン・R.クラーク,Burton R. Clark,有本章
- 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
- 発売日: 2002/11
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (6件) を見る
最初の研究は1987-90年。
日本からは潮木守一、川嶋太津夫、丸山文裕が参加。
「伝統的な師弟関係がマス高等教育でいかにいかに維持されうるか」
「研究―教育―学修(学生の主体的学習?)の連結」
1章 ドイツ
19世紀初頭〜 研究と教育の統合の場としての大学(「フンボルト主義」、ただし名目上。また研究者の養成ではなく官僚の養成が主目的)
実際は専門職養成機関として機能(学生の嗜好を反映して)
哲学科でさえ、教職に繋がる科目が人気。
ベルリン大学 1810年開学 教養の充実を旨として開学するも学生の嗜好と乖離
貴族趣味≒ユンカー主義の学生自治会 主として社交の場としての大学、試験は直前に詰め込んで合格。
フンボルト主義とは別に、リービッヒなどに代表される、実験室→研究所、ゼミの発展。
これらは行政上も裁量が与えられ、大学という単位は脆弱に。
2章 イギリス
3章 フランス
4章 アメリカ
5章 日本
日本の大学院
アメリカと同じくらい古く、形式的にはイギリスの近代的博士号よりずっと早い。
公式には1886年。
アメリカの大学院制度
ボトムアップ 個々の大学人、機関の要求により。
1900年
アメリカ