大学院教育の国際比較

大学院教育の国際比較 (高等教育シリーズ)

大学院教育の国際比較 (高等教育シリーズ)

最初の研究は1987-90年。

日本からは潮木守一、川嶋太津夫、丸山文裕が参加。

「伝統的な師弟関係がマス高等教育でいかにいかに維持されうるか」

「研究―教育―学修(学生の主体的学習?)の連結」


1章 ドイツ

19世紀初頭〜 研究と教育の統合の場としての大学(「フンボルト主義」、ただし名目上。また研究者の養成ではなく官僚の養成が主目的)

実際は専門職養成機関として機能(学生の嗜好を反映して)

哲学科でさえ、教職に繋がる科目が人気。

ベルリン大学 1810年開学 教養の充実を旨として開学するも学生の嗜好と乖離

貴族趣味≒ユンカー主義の学生自治会 主として社交の場としての大学、試験は直前に詰め込んで合格。

フンボルト主義とは別に、リービッヒなどに代表される、実験室→研究所、ゼミの発展。

これらは行政上も裁量が与えられ、大学という単位は脆弱に。


2章 イギリス



3章 フランス



4章 アメリ



5章 日本

日本の大学院

アメリカと同じくらい古く、形式的にはイギリスの近代的博士号よりずっと早い。

公式には1886年


アメリカの大学院制度 

ボトムアップ 個々の大学人、機関の要求により。


1900年

アメリ