ランド 世界を支配した研究所

ランド 世界を支配した研究所

ランド 世界を支配した研究所


「すべてを見渡す最高の『合理性の帝国』を築くために」ジェームズ・マディソン


ランド 1946年から
戦争の助言

ブルッキングス研究所 基礎寄り?

ランダイト

60年代 国防関係のポストにランド出身者

パケットスイッチング

医療保険プラン

ランドの目的は、(報告書の作成よりも)政府が最善の政策を実行できるように、最も関連性が高い情報を最適な政策担当者に届けること?


第一章

アーノルド元帥

戦時中から軍に協力した科学者をどう生かすか検討

頭脳の離散をいかに食い止めるか?

ダグラス・エアクラフト社の関係者とともに計画の立ち上げ

当初の目的は「いかにして民間が長距離ミサイルを開発するか」


カーティス・ルメイ

軍の研究部門の副参謀総長

空軍関係の官僚を部屋に集め、計画を承認するまで退室させない

ランドは報告義務を負わず、ルメイに直接報告

空軍の研究提案を拒否してもいい

最終的な開発の判断は空軍が行う


第二次大戦後

各地域への軍隊の配備より核兵器の開発

軍需産業も民間へ委託

ランドは長期的な研究をすべき

潤沢な資金を投入すべき

国(軍)は制約を加えるべきではない


ルメイ

名門の陸軍士官学校ではなく予備役将校訓練隊の出身

空軍で活躍し抜擢

マリアナ諸島でレイモンド・コルボムと会合

B29の効果を高めるにはどうしたらよいか?

オペレーショナル・リサーチ(もともとはイギリス)

装甲機器を外すことで、移動・攻撃精度が上昇

ORのような科学的な手法はそれまで軍ではあまり用いられていなかった。

日本の民間人の被害を最大化するため焼夷弾の使用

「倫理には目をつぶる組織」というイメージが定着


設立当初は10名足らず

軌道衛星の打ち上げに関する調査(大陸間弾道ミサイルへの利用)

海軍は元ナチスの科学者を使ってすでに研究を進めていた

報告書が好評価

戦略的ミサイルは空軍が担当

戦術的ミサイルは陸軍が担当

国防長官は三軍の調停役


ジョン・ウィリアムズ

数学者、ゲーム理論に関する著作

ノイマンとの契約

「あなたのランドへの義務は毎日ひげを剃っている間の思考だけでよい」

月額200ドルの報酬(当時の専業者の平均的給与)


第二章

レオ・ロステン

映画脚本家・心理学者・経済学者・政治学

LSE出身

戦時情報局の副長官

社会科学部の部長を打診されるが固辞し、代わりに人材を紹介

ニューヨーク会議に多くの社会学者ー>その大半がランドのコンサルタント