ITとカースト―インド・成長の秘密と苦悩
- 作者: 伊藤洋一
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 単行本
- クリック: 37回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
教育水準の低い下の階層ほど現状肯定的(ヒンドゥーの教えに忠実)
パルシー
西暦1100年頃に移住、布教(ゾロアスター教)をしないことが条件
富裕層が多く、財閥のようなものを形成
イギリスがインド支配時にパルシーを支援したことに由来(現地人との混血が少なく、外見が白人に近かったから?カーストの外部にいる人間の方が都合がよかったという面も)
IT革命以前の産業の中心で現在も大きな力を持つ
タタグループなどを含む
りライアンスグループ
80年代後半から化学分野で頭角
現在は携帯やデジタル分野でも
80年代まではパルシーなど非ヒンドゥー勢力がインド経済を牽引
90年代からはヒンドゥー系が中心勢力に
インド工科大学(IIT)
全インドに7校
4000人ほどの定員
IIT出身者に、ホットメール共同設立者のサビール・パティア、元マッキンゼー代表のラジャ・グプタ、ボーダフォンCEOのアルーン・サリーン、サン・マイクロシステムズ共同設立者のピノド・コラスなど。
1947年 インド独立
1951年 ネールがMITを範として、IITカラグプル校を設立(米・英・独から資金援助)
その他の有名校
インド経営大学(IIM)
インド科学大学(IIS)
ただし設立当時、有名校の卒業生に国内に十分な職はなかった(社会主義的な政策を布いていたため)
大部分の卒業生はアメリカなどで就職