ITとカースト―インド・成長の秘密と苦悩

ITとカースト―インド・成長の秘密と苦悩

ITとカースト―インド・成長の秘密と苦悩


教育水準の低い下の階層ほど現状肯定的(ヒンドゥーの教えに忠実)


パルシー

イラン系(パルシー=ペルシャ

西暦1100年頃に移住、布教(ゾロアスター教)をしないことが条件

富裕層が多く、財閥のようなものを形成

イギリスがインド支配時にパルシーを支援したことに由来(現地人との混血が少なく、外見が白人に近かったから?カーストの外部にいる人間の方が都合がよかったという面も)

IT革命以前の産業の中心で現在も大きな力を持つ

タタグループなどを含む


りライアンスグループ

ヒンドゥー

80年代後半から化学分野で頭角

現在は携帯やデジタル分野でも


80年代まではパルシーなど非ヒンドゥー勢力がインド経済を牽引

90年代からはヒンドゥー系が中心勢力に


インド工科大学(IIT)

全インドに7校

4000人ほどの定員

IIT出身者に、ホットメール共同設立者のサビール・パティア、元マッキンゼー代表のラジャ・グプタ、ボーダフォンCEOのアルーン・サリーン、サン・マイクロシステムズ共同設立者のピノド・コラスなど。


1947年 インド独立

1951年 ネールがMITを範として、IITカラグプル校を設立(米・英・独から資金援助)


その他の有名校

インド経営大学(IIM)

インド科学大学(IIS


ただし設立当時、有名校の卒業生に国内に十分な職はなかった(社会主義的な政策を布いていたため)

大部分の卒業生はアメリカなどで就職


1991年 当時財務相マンモハン・シンが市場開放