等間隔でナンピンするための必要資金

値動きに対しポジションは(保証金も)一次関数で増え、損失は二次関数で増える。

ポジションを作ってからの値動きが小さいうちは保証金が効くが、値動きが大きくなると損失の方が効いてくる。

ナンピンする間隔にもよるが、目安としては10単位あたりまでは保証金の方が効く。

どの通貨を選ぶべきかは、単純に値動きの激しさだけでなく、裏目に動いたときの下限(上限)の予測や、必要保証金の額なども考慮すべき。

ドル/円などは値動きに乏しく、この手のトレードに向かないが、保証金が安めで下限の見積もりが比較的容易なことは有利に働く。

保証金の額は業者によって多少違うので注意。(レバレッジは25倍と仮定)


10銭or0.001ユーロごとに1000単位ナンピンする条件での必要資金

(参考価格から10銭or0.001ユーロ下がったところから買い始める)


ドル/円(保証金33000円/1万単位)

参考価格-1円 損失:4500円 保証金:33000円 合計:37500円

参考価格-5円 損失:122500円 保証金:165000円 合計:287500円

参考価格-10円 損失:495000円 保証金:330000円 合計:825000円


ユーロ/ドル(保証金44000円/1万単位、ドル/円=80円と仮定)

参考価格-0.01ユーロ 損失:3600円 保証金:44000円 合計:47600円

参考価格-0.05ユーロ  損失:98000円 保証金:220000円 合計:318000円

参考価格-0.1ユーロ  損失:396000円 保証金:440000円 合計:836000円


一回あたり購入単位を半分にすれば必要資金も半分。

ナンピンの間隔を2倍にしても必要資金はほぼ半分。