学者批判の論点等

感情的な意見が多いが、いくつか重要だと思ったものをピックアップ。


・自分が理解できない知見に基づいて権力を行使(政治的決定)されるのは腑に落ちない。
→広報に努める、市民参加型の意思決定を行う等で地道にやるしかない。


・望んでいるのは過剰な不安を鎮めることではなく、問題を解決すること。
→そういう人もいるし、不安の解消を望んでる人もいる(というか明らかに安全な地域に住んでいてその場で何らかの処置が必要だと思っている人にはそれが必要)。問題解決(除染等)はまた別の問題で、すでに動いている人もいるし、除染の方法について議論している人もいる。ただ「多くの科学者が問題に当たれば画期的な解決策が出る」という類の問題ではない。


・研究者には社会的責任があるので問題解決・情報提供に全力で当たるべき
→研究者(国立大教員、独法研究員)の給与は確かに税金から出ているが、主に平時の教育・研究の対価であって、それ以外の社会的問題の解決に関して義務を負うとは思わない。もちろん、余力のある範囲でやるのが望ましいとは思うが。本当に何らかの問題解決が必要であれば、そのための人員を雇うべき。(国にそれを求めるべき)