精神分析の名著
- 作者: 立木 康介
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/05/24
- メディア: 新書
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目次
1.起源
S.フロイト『夢解釈』
S.フロイト『快原理の彼岸』
S.フロイト『文化の中の居心地悪さ』
2.イギリス篇
クライン『児童の精神分析』
クライン『羨望と感謝』
ビオン『再考』
ビオン『セヴン・サーヴァンツ』
バリント『基底欠損』
ウィルニコット『遊ぶことと現実』
メルツァー他『自閉症世界の探求』
3.アメリカ篇
ハルトマン『自我心理学と適応の問題』
エリクソン『幼児期と社会』
カーンバーグ『境界諸状態と病的自己愛』
コフート『自己の修復』
4.フランス篇
ラカン『エクリ』
ラカン『サントーム』
ラプランシュ『精神分析における生と死』
ドルト『症例ドミニク』
5.日本篇
土居健郎『「甘え」の構造』
序説
イギリス 対象関係論
アメリカ 自我心理学
快原理と現実原理
自我欲動と性欲動(欲動論)
性欲動(リビドー)は対象に向かうが、自我欲動は自我を満たす。
ナルシシズムは上記の前提を崩す。
ナルシシズム:自我がリビドーで満たされた状態
心理学水曜会(1902年から)
アドラーらと共に
チューリヒ ブルクヘルツリ精神病院
国際精神分析協会
初代会長はユング
それまではユダヤ人が中心だったので、それ以外にも広がりを持たせるため?
しかし1920年代に発展
1930年代からナチスの影響
フロイトは強気な態度でウィーンに残っていたが、1938年に娘が一時ゲシュタポに拘束され、ロンドンに移る決意をする。
クライン
主体の発達は欲動よりも対象によって規定される
フロイトは欲動重視。
ボストンの精神療法研究グループ
ウィリアム・ジェイムズを中心とする
ナチスによる迫害を逃れて欧州に移住した分析家も多い
アメリカでは基本的に医師でなければ分析家になれない仕組みが1980年代まで続いた
APsaAに登録された分析家候補生のうち、正式に分析家になれたのは1000人に1人
1960年代後半から神経科学、精神薬理学、認知科学の発展に伴い徐々に衰退する
自我心理学 ハルトマンが先駆
S.フロイト『夢解釈』
S.フロイト『快原理の彼岸』
S.フロイト『文化の中の居心地悪さ』